by ドロンジョ様の酒と薔薇の日々
酒場で話した100のコト
~君と私のはしご酒~
どんなに美味しいつまみより 君との会話が1番のつまみ 今夜はどこでつまもかな?ドロンジョ様は今日も行く!
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同士に元気を貰ったことがありますか?


とても憂鬱だった。だけど、そんな日に限って休日出勤だったりするのだ・・・
溜息をつきながら、仕事をしていると、突然にこう思った。

「家に帰ったら花火をやろう」

去年、大きな袋に入った花火を買ったのだけど、
やりそこねてしまって、そのままになっている。

花火と蝋燭をカバンに詰め、スーパーで買物をしてから公園に向かう。
ビール、酎ハイ、オイルサーディン、鶏の唐揚げ、チーズボール・・・

ビールをプシュッと開け、花火をつける。
(デジカメがなくボロイ携帯のカメラで撮影)

花火1


なんで、こんな小さくて細い棒から、こんなに明るい色とりどりの光が放たれるのだろう。
自分が照らされて、なんだか、温かい気持ちになって来る。

花火2


そんな風に思いながら、何本か花火をやったところに
自転車に乗ったおじいちゃんがやって来た。
私の隣のベンチに座り、一息ついて、ブシュッと缶ビールを開けた。

『いつも、ここで夕涼みしてるのだろうか?』

そう思いつつ、次の花火に火を点けたところで、ふと気付いて問いかけた。

花火3


「煙く無いですか?」

「煙草を吸ってるから大丈夫だよ」

また、暫く沈黙があった後、今度はおじいちゃんが話しかけてきた。

「蚊がいるね」

「そうですね、痒いですね」

「ここ明るいね。眠れると思ったけど無理だな」

寝ようとしてたのか・・・

「女房とケンカして出てきちゃったんだよ」

「あはは、私も同じようなもんです(笑)」


自分の憂鬱の始まりも人との口論だったのでそう答えた。

花火4


「そうかい(笑)いつもは友達の家に泊めてもらうんだけど、
 今日は仕事で居なくてね。だから、公園で寝ようかなと思ったんだけど。
 姉ちゃんもここで夜を明かすのかい?(笑)」

「いえいえ、私は暫くしたら、帰りますよ。明日、仕事だし(笑)」

「姉ちゃん、働いてるんだ。偉いね。年金をたくさんもらえるね」

「そうですね(笑)でも、奥さんももう寝てるでしょうし、
 家に帰っても大丈夫なんじゃないですか?」

「こんな喧嘩はしょっちゅうだから、帰らないのもちょっちゅうで

 女房も全然、心配なんかしやしない。女は強いや

「きっと、いつもの友達の家だろうって思ってるんですね。
 でも、私の周りは結構、男が強いですよ(笑)」

「そうかい?大抵は女が強いけどね。喧嘩して出て行くのに、
 金でもくれりゃーいいけど、くれないからね」

「あはは」

「川崎行けば、女の子がいっぱいカラオケボックスで夜を明かしてるよ」

「そうですね。この辺りにもあれば良いんですよね(笑)
 奥さんと2人暮らしですか?」

「うん。ウチは子供が出来なかったからね・・・」

なんだか、ちょっぴり淋しい感じだった。
この歳で独身の私には身近な話である。
「やっぱり欲しかったですか?」ってちょっと聞きたかったけど、それは出来なかった。

花火5


「ここが地元ですか?」

「いや違うよ。でも、20歳過ぎからずっとここだから、
 もう、50年以上こっちだもんね。地元みたいなもんだよ。今、78歳(笑)」

「へー、見えないですね。自転車にも乗ってるし(笑)
 私の母はもうちょっと若いですけど、膝が悪くて歩けないですから」

「あー、そう。膝に来る人はいるね」

「この辺りで飲んだりもするんですか?」

「うん。○○駅のそばに立ち飲みがあるんだ。
 前は酒屋だったんだけど、立ち飲みだけになって」

「あっ!知ってます。1度だけ入りました。女将さんがやってるんですよね。
 惣菜をケースから出したりする所じゃないですか?」

「そうそう。安いからさ。たまには座れるところにも行くけど。

 姉ちゃんも一緒に飲みに行くかい?

「え?今?」

「うん」

「いやー、ちょっと今日は無理です・・・」

「そっか。ここ明るいから眠れないんで行くわ」

「はい。気をつけて!」

歳が離れた人でも、憂鬱な気分は一緒で、きっと、同士だったのだと思う。
なんか、同士と会話をしたことで、ちょっと、気持ちが柔らかくなった。
だから、ちょっぴり、一緒に乾杯しても良い気もしたけれど、そこまでの勇気は無かった。

あと何本かやったら帰ろうかな・・・

また、火を点ける。

花火6


今頃、きっと、おじいちゃんは立ち飲み屋に行って、
「今夜どうしようかな?」と考えているのだろう。
あっちの近くの公園で眠るのかな?お家に帰るのかな?
そんな風に思いつつ、片付けて歩き始めたら、何となく

野宿も悪くないな・・・


という気分になって、ちょっぴり笑えている自分がいた。

今度、立ち飲み屋に行ったら、おじいちゃんに会えるだろうか?会えたら

「あの夜、結局、どうしました?」

そう聞いてみよう・・・

line
■近所の公園にて■

公園で飲んで食べたのはこちら!
「きっとこれからも哀しくなったらここで花火をするで賞」

公園1公園2


公園3 公園4


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テーマ:独身女性の物語 - ジャンル:独身・フリー

よすけさん
そうなのかも知れないですね。
っていうか、このコメント。AB型っぽく感じます(笑)
【2006/09/06 Wed】 URL // doronjo #- [ 編集 ]
なんか。
少しの間の人と人の交流。
いいですね。
しかし、深入りしない方がいいですよ。たぶん。
そのくらいがちょうどいいですね。
【2006/09/05 Tue】 URL // よすけ #w5/Y12yU [ 編集 ]

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