「すごく良い居酒屋があるから横須賀に行こう」そう言われて、初めて「銀次」に行ったのは2年半くらい前だろうか?
当時、私は人の会うためのフットワークは軽かったけれど
店や食のためにフットワークが軽くなる感覚は持っていなかった。
例えば、飲み友達に
「横須賀で飲んでるから、今から来い!」と言われれば、東京に居たとしても、平気で向かってしまうフットワークの軽さはあったけれど
「良い店があるから横須賀まで飲みに行く」という感覚は無かったということだ。
それが今や、店のためのフットワークの方が軽くなってしまっているのだが
その要因になった店の1つがこの「銀次」である。
「銀次」は基本的に土日休み。
だから、都内勤務の私には中々行ける場所ではないのだけれど
1ヶ月に1度、第4土曜日にだけ営業してくれる。
そうは言っても、いつも頭の片隅では
「あー、また行きたいなー、近かったらなー」と思ってはいるものの、毎月、第4土曜日に行ってるわけじゃない。
「あー、どうしても行きたい!」って思った日がたまたま、第4土曜日だと行くわけなので、行けた回数は、まだ、数回。
でも、私にとっては
「わざわざ行く」に値するお店なのだ。
このお店の何が一番良いかっていうと
「佇まい」この佇まいってもんに関しては、行ってもらわないと、中々、伝わらないと思うのだけど
とにかく、カウンター&カウンター内の素敵さは溜まらないっす。
それと、これは、賛否両論が分かれるところだと思いますが
セロリ味が強い煮込みに驚かされる。
一般的な煮込みの味とは全然違うのだが、セロリ好きにはこれまた溜まらない一品。
この日は初めて、カウンターの一番奥の席になった。
すると、お隣に1人で来ている常連さんと隣になった。
その常連さんは私たちの会話にちょこちょこと参加してくれるもんで
段々と3人で話すようになった。
♂「僕たちは横浜からここが好きで来てるんですよ」」
常「へー、でも、案外、京急は早いもんね」
ド「職場も都内なので中々来られないんですけど」
♂「だから、第4土曜日は来たくなるんですよね」常「そうですか。僕も前は都内に勤めてたから。
根岸の○○とか、新橋の○○とか行ったよ」
♂「あー、良いですよねー」
なんて、知ってるお店を語り合ったりして、良い時間を過ごしてた。
が、まだ、もう少し話したいなって時に常連さんはソワソワとし始め
常「それじゃー、お先に、早く帰らなきゃいけないから」と言って帰る支度を始めた。
お店の人との会話を聞いていると、どうやら、その常連さんは
2〜3駅隣の駅が自宅で、奥さんには
「ちょっと近所に買い物に行ってくる」と言って出てきたらしい。
買い物に行くふりをして、慌てて電車に乗り、ちょっと一杯やりにきた。
なので、あまり酔っても帰れないし、遅くもなれない。
そんな状況。ふと、足元を見たら、見事な演出?
サンダル履きだった(笑)
きっと、その常連さんにとっては、深刻な焦りだったのだろうけど
私たちからすると、なんとも、微笑ましい話だったのよね。
でも、そんな風に、私たちは横浜、常連さんは2〜3駅お隣。
だけど、きっと、
「あっ、今日は第4土曜日だ。店やってる!」ってキラリと閃いた気持ちは一緒だったのだろう。
この店はそういうお店。
遠くの人も、近所の人も、ふと閃いて行きたくて、行かずにはいかなくなるお店。
きっと、数ヶ月後の第4土曜日も、私はここにいるのでしょう。
P.S. 銀次の帰りに「中央酒場」にも寄りましたので、写真を掲載します。
でもって、その後にカラオケに行って99点を獲得!証拠写真はこれだ!

■横須賀中央・銀次■
なんとも佇まいが素敵です(もちろんホッピーあるよ)
「セロリ好きは煮込みを食べよう!で賞」


■横須賀中央・中央酒場■
大衆食堂的雰囲気を持つホッピーが飲める居酒屋さん
「種類が豊富で楽しめる!で賞」

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