友人の家に遊びに行った帰り、初めて「世田谷線」に乗った。
「なんかね、江ノ電よりもローカルなんだよ!」
「嘘、ホント?」
「だって、料金一律で乗る時にバスみたいに払うんだから!」
「へー」

帰りに北品川の酒場で待ち合わせをし、煮込みを食べてから
そんな話をしつつ、次の店へ向かう。
向かったのは鶴見市場。最近は鶴見市場に行く機会が多い。
そのお気に入りのお店で顔見知りになった男性は技術屋さんらしかった。
「ったくコンピューターなんてわかんねーよ。
でもさ、今はどこか故障しているかなんてのも、コンピューターでわかっちゃうんだからな」
「え?そうなんですか?」
「うん。それでも判らなかったものが、技術屋に回って来るわけよ」
「なるほど!そりゃ大変ですね。
でも、そうやってコンピューター技術が発達してくると
若い技術者とやり方が違ったりして、べテランがウザがられたりしてムカついたりしません?」
「あるある!だけどさ、衰えるのは体力とかそういうことだけでさ
勘って言うのは、歳をとればとるほどに、磨きがかかるんだよ。
コンピューターで判らなくて、自分達が調べても判らない時に
ベテランが『ちょっとあそこ調べてみな』なんて言ったりするとさ
その通り、そこが故障していたりするわけさ」
「なるほど、わかる!」
コンピューター技術が後退することはない。
だから、ベテラン技術者もコンピューターを学ぶ姿勢を持たないと
仕事にならないという状況も出てくるだろう。
だから、学ぶ姿勢を持つというのは大切なことだと思う。
でも、だからと言って、コンピューターを使いこなせていない先輩を見て
若い技術者がそれを責めたりバカにしたりするべきではない。
学生時代からコンピューターを使ってきた若者とは違うのだし
そんなことを責めるよりも、もっと敬意を示すことがあるのだ。
長い間、技術者を続け、経験して、培われた
「技術者の勘」
その「勘」はどんなに頑張ったところで若者が抜くことは出来ない。
その人の長い歴史が作り出したものなのだから。
昔、母が良く言っていた。
「1日でも多く生きた人は何かしら絶対に自分より知っていることがあるのよ。
だから、敬意を示さなくちゃいけないわ」
と。
そうなのだ。技術者に限ったことではない。
1日でも人間を長く続けて来た人は、きっと、その経験から何かを得ているのだ。
「あいつ年上の癖にバカだよな」
なんて言いたくなったり、思ってしまったりすることはあるけれど
例え、自分が出来て、先輩が出来ないことがあったとしても
絶対に自分より多く、他の何かを得ているはずなのだから。
なんtね、ちょっと、目上の人たちに対する、会社での自分の態度を反省・・・
そんな夜だった。
■ 北品川・ほ志乃 ■北品川にある小さな商店街の小さなお店!
「煮込みが美味しい!!で賞」

■ 鶴見市場の立ち飲み屋さん ■
お店の人もお客さんも地元の人ばかり
「地元密着型で和やかで賞」


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